はじめに


男性がファッションに気をつかうことのメリット
男性がカジュアルファッションに気をつかうことについて「面倒」「難しそう」などといった、ネガティブな印象をもっているかたは少なくないと思いますが、実は多くのメリットがあります。
それは単に「おしゃれに見える」という表面的なことだけでなく、ご自身の内面や周囲との関係性にも良い影響を与えます。主なメリットは、以下の3つに大別して紹介します。
内面への良い影響
自分に似合う服や好みの服を着ることで、「今日の自分は良い感じだ」という自信が湧き、気分も高揚します。このポジティブな気持ちが、休日をより楽しく行動的なものに変えてくれます。
対人関係の向上
服装は「言葉を発する前の自己紹介」です。清潔感のある装いは、相手に「きちんとした人」「センスの良い人」といった好印象を与え、円滑な人間関係の構築を助けます。ファッションが会話のきっかけになることも少なくありません。
自己成長への繋がり
どんな服が自分に似合うか考えることは、自身を客観的に見る良い機会になります。ファッションは「なりたい自分」を表現するツールであり、楽しむうちに色彩感覚などの美的センスも自然と磨かれていきます。
つまり、ファッションに気をつかうことは、自信を育み、自己肯定感を高め、人との繋がりを豊かにし、新しい自分を発見するきっかけとなるのです。
ファッションに対するモチベーションを阻害する要因
とはいえ、理屈ではお洒落になると良いことがあるのはわかっているものの、それを阻害する要因があり、お洒落に苦手意識を持つ男性も少なくありません。大きくは「わからない」「面倒」という意見です。
「わからない」の例
自分に似合う服や、おしゃれとNGの基準がわからず、選択肢の多さにも戸惑う。失敗を恐れて自信が持てない。男性向けの情報は若者向けに偏りがちで、自分に合う実践的な着こなしの参考を見つけにくいと感じる。「面倒」の例
時間・労力の負担: 服選びやコーディネートを考えることがストレスで、店舗を探し回るのも面倒に感じる。
慣れない服装に気恥ずかしさを覚える。
趣味など他にお金をかけたく、価格が高いと感じるファッションへの出費は無駄だと思う。
これらの意見の背景には、「ファッション」という世界の複雑さ、つかみにくさが関係しており「わかりにくい→面倒くさい」となってしまいます。
このコーナーでは、「わかりにくい→面倒くさい」の背景・原因をもう一歩深堀り、その対策を提示することで、少しでも皆さんのファッションへの興味関心を高められればと思っています
なぜファッションは面倒くさいのか?
ここでは、先程述べた阻害要因から、ファッションがなぜ面倒なのかについて整理していきます。
アイテムの多さ
レディスファッション程ではないにしろ、メンズファッションもアウター、トップス、ミドル、インナー、ボトムス、靴小物など、多岐にわたるアイテムがあり、またメーカーやブランドも多く存在するため、何をどう選んでよいかわからなくなります。
コーディネートの構造の問題(下の図を参照)
「コーディネート」とは個々のアイテムを組み合わせて全体の調和をはかることですが、これがとても複雑怪奇に見えます。コーディネートはおおまかに「色・柄」「サイズ・フィット」「アイテム・スタイル」の3つの要素の組み合わせで決まりますが、この組み合わせを考えなければならないのです。これがコーディネートの難しさの最大のポイントとなります。
お金がかかる
ここで扱うファッションは会社等から支給される制服ではないので、基本的には自費で購入する必要があります。その際、使い勝手のよいアイテムだけ効率よく揃えられれば良いのですが、買い物に失敗すると散財となってしまいます。
シンプル&ベーシックなスタイルのコーディネートで対応する
とはいえ、理屈ではお洒落になると良いことがあるのはわかっているものの、それを阻害する要因があり、お洒落に苦手意識を持つ男性も少なくありません。大きくは「わからない」「面倒」という意見です。
「わからない」の例
自分に似合う服や、おしゃれとNGの基準がわからず、選択肢の多さにも戸惑う。失敗を恐れて自信が持てない。男性向けのファッション情報は見た目のよい若者向けに偏ってて、自分に合う実践的な着こなしの参考にならないような気がする。「面倒」の例
服選びやコーディネートを考えることがストレスで、店舗を探し回るのも面倒。慣れない服装に気恥ずかしさを覚える。趣味など他にお金をかけたく、価格が高いと感じるファッションへの出費は無駄だと思う。
これらの意見の背景には、「ファッション」という世界の複雑さ、つかみにくさが関係しており「わかりにくい→面倒くさい」となってしまいます。
このコーナーでは、「わかりにくい→面倒くさい」の背景・原因をもう一歩深堀り、その対策を提示することで、少しでも皆さんのファッションへの興味関心を高められればと思っています