第4章 服の「特徴」を知って揃える
――春/夏・通年の定番アイテム編


【この記事の要約(5分で読めます)】
汎用性が高く失敗の少ない、春/夏および通年の定番アイテムを紹介。
用途や2軸マップ別の座標から、各アイテムの位置、特徴を知る。
これらのアイテムで、2軸マップ(仕事/私事、タフ/エレガント)の広い方位をカバー可能になる。
1. ファッションの「基本セット」を確定する
料理において「基本の調味料」があるように、メンズカジュアルファッションにもベーシックなアイテムがいくつか存在します。
この章では、特に使用頻度の高い「春/夏・通年のアイテム」を紹介します。これらは全て、ユニクロやGUなどの身近なお店で、手頃な価格で手に入る「現代のスタンダード」ばかりです。
2. トップス & インナー:顔周りの印象を作る
人の視線が最も集まる、上半身のアイテムです。まずはここから整えましょう。


① クルーネックTシャツ(半袖)
推奨色:白、黒、紺ボーダー
用途:インナー / トップス
座標:スポーツ・アクティブ
【選び方のポイント】 カジュアルウェアの大定番。選ぶべきは「厚手(ヘビーウェイト)」で、綿100%か綿+化繊のもの。生地が薄いと肌着のように見えてしまいますが、厚手なら一枚で着てもサマになります。ジャケットのインナーとしても使える、汎用性の高い一枚です。白/黒が定番色ですが、ボーダー柄も1枚あるとコーディネートの役立ちます。


② ポロシャツ
推奨色:白、紺、黒
用途:トップス
座標:スポーツ・アクティブ
【選び方のポイント】 「Tシャツだとラフすぎるけど、シャツだと堅苦しい」という夏場に最適です。襟があるだけで、爽やかさときちんとした印象(社会性)が生まれます。装飾の少ないベーシックなデザインを選ぶのがポイントです。


③ オックスフォードBDシャツ
推奨色:白、ライトブルー
用途:インナー / トップス
座標:ビジネス&エレガント
【選び方のポイント】 ボタンダウンシャツは襟先をボタンで留めているため、ネクタイをしなくても襟がだらしなく広がらず、常に清潔感をキープできます。また、他のドレスシャツと比べ、カジュアルな印象。洗いざらしのラフな感じも「味」になります。


④ ギンガムチェックシャツ(準定番)
推奨色:紺/白、黒/白
用途:インナー / トップス
座標:スポーツ・アクティブ
【選び方のポイント】 無地の服ばかりだと地味になりがちな時、インナーとして少し覗かせるだけでアクセントになります。春夏はTシャツの上の「はおりもの」にも使えます。
左が細かい柄、右は大きい柄ですが、どちらもギンガムチェックです。これらのように色数の少ないチェック柄は、他のアイテムとの組み合わせがしやすくなります。


3. ミドル & アウター:体温調節と重ね着
気温の変化に対応し、服装に奥行きを出します。
⑤ スウェットパーカー
推奨色:白、ライトグレー
用途:ミドル / アウター
座標:スポーツ・アクティブ
【選び方のポイント】 重要なのは「フードの立ち上がり」です。生地が二重でしっかり立ち上がるものを選ぶと、首元にボリュームが出て顔が小さく見え、全身のバランスが良くまとまります。白やライトグレーはスウェットの定番色で爽やか&アクティブな印象を与えます。


⑥ テーラードジャケット(春夏)
推奨色:黒、紺
用途:アウター
座標:ビジネス&エレガント
【選び方のポイント】 テーラードジャケットは元々ビジネスウェアですが、現在はメンズカジュアルファッションでも定番です。肩パッドや裏地がない「アンコン仕立て」と呼ばれるタイプは、カーディガンのように軽く羽織れるのが特徴です。Tシャツの上に羽織るだけで、相手にしっかりとした「信頼感」を与えることができます。


⑦ カーディガン(春夏・準定番)
推奨色:ライトグレー、黒
用途:ミドル / アウター
座標:ワーク・ミリタリー
【選び方のポイント】 夏の冷房対策や、Tシャツ一枚では少し肌寒い時の「はおりもの」として役立ちます。前ボタンを開けて着ると、縦のラインが強調され、お腹周りなどをスッキリ見せる効果があります。春夏は洗濯がしやすい綿や化繊素材で、薄/中手のローゲージ/ミドルゲージがおすすめです。


⑧ Gジャン(準定番)
推奨色:濃紺、ライトベージュ
用途:ミドル / アウター
座標:ワーク・ミリタリー
【選び方のポイント】 時々流行ったりそうでもなかったりしますが、昔からカジュアルファッションの定番です。春はアウターとして、冬はコートの中に着る「中間着」としても活躍します。「ブルーデニムGジャン+チノパンツ」のように、上下を違う生地、色にすると合わせやすくなります。


4. ボトムス:全身を支える土台
トップスを変えても、パンツ(ボトムス)をベーシックなアイテムで固定しておけば、全体のバランスを保ちやすくなります。
⑨ ジーンズ
推奨色:濃紺、淡紺、白
用途:ボトムス
座標:ワーク・ミリタリー
【選び方のポイント】 こちらもカジュアルファッションの大定番。作業着をルーツに持つ丈夫なパンツです。ジーンズには様々なシルエットがありますが、脚のラインに沿った「スリム・ストレート」がすっきりと落ち着いた印象になり、ベーシックアイテムとしておすすめです。インディゴブルーが基本ですが、ホワイトジーンズも爽やかでおすすめです。


⑩ スラックスタイプのパンツ
推奨色:オフホワイト、ベージュ、黒
用途:ボトムス
座標:ワーク・ミリタリー/ビジネス・エレガント
【選び方のポイント】 仕事用のパンツやワークウェアに起源をもつメンズパンツの基本です。左と真ん中は綿素材の「チノパンツ」、右の黒いパンツはウールや化繊等の薄手の生地のスラックス。シルエットは腰回りを締め付けない「スリム・テーパード」シルエットがおすすめです。センタープレス(中央の折り目)がないとカジュアルな印象が増します。
☑ 明日からやってみること
「白Tシャツ」のチェック:家にある白Tシャツが薄すぎて肌が透けていないか、首元がヨレていないかを確認しましょう。
「ジーンズ」の確認:いま履いているジーンズはだいぶ長く履きこんでいて、くたびれていませんか?もしそうなら、綺麗な新しいスリムストレートのジーンズを一本手に入れましょう。